落葉高木 北海道〜九州の山地の落葉樹林内に生える。高さ12m、直径60cmほどになる。樹皮は灰白色で皮目が多い。外皮は爪で容易にはがれ、緑色の内皮が見える。枝は無毛。短枝がよく発達する。葉は互生。短枝の先きに集まってつく。葉身は長さ3〜7cm、幅2〜5cmの広楕円形〜広卵形で、ふちには浅く鋭い鋸歯がある。表面には細い毛が散生し、裏面脈上には開出毛が生える。葉柄は長さ1〜2cm。雌雄別株。短枝の先きに緑白色の花を束生する。雄花は多数、雌花は数個つく。花は直径約4mm。花弁と萼片は4〜5個。雄しべも4〜5個。雌花の雄しべは小さい。果実は核果。直径約7mmの球形で、9〜10月に赤色に熟す。なかには核が4〜5個入っている。核は三角状楕円形で長さ約5mm、縦の稜がある。中には種子が1個入っている。花期は5〜6月。 冬芽は長さ1〜3mmの円錐形。先端はとがり、芽鱗は6〜8個。葉痕は半円形で、左右に微小な突起(托葉)がある。維管束痕は1個。(樹に咲く花) 学名は、Ilex macropoda モチノキ科モチノキ属 |
▼2013年5月26日 雄花 東出雲 | ▼3花弁の花もある。 | |
▼花は直径約4mm。 | ||
▼2015年9月14日 果実 宍道 | ||
▼果実は直径約8mm。 | ||
▼核が4個入っていた。 | ▼核は長さ約5mm。 | ▼表面に縦筋がある。 |
▼2016年5月28日 若い果実 宍道 | ||
▼2015年5月25日 若い果実 宍道 | ||
▼2018年5月21日 若い果実 宍道 | ||
▼2013年5月13日 蕾 東出雲 | ||
▼2019年5月11日 蕾 宍道 | ||
▼2012年9月20日 東出雲 | ▼葉は長さ約7.5mm。 | |
▼表面には細かい毛がある。 | ▼裏面の脈上に毛がある。 | |
▼短枝が発達する。 | ▼樹皮は皮目が多い。 | |
▼2014年10月23日 黄葉 東出雲 | ▼短枝が発達する。 | |
▼2013年1月7日 冬芽 東出雲 | ▼短枝が発達する。 | |
▼樹皮の外皮を除いた内皮 | ||
▼2009年10月24日 八雲 | ▼黒紋病菌による黒斑。 | ▼裏面は光沢がある。 |
▼2006年6月3日 佐草 | ▼裏面は光沢がある。 | |
▼2015年3月2日 短枝の冬芽 宍道 | ||
▼2011年10月26日 長枝の冬芽 宍道 | ||
▼葉に黒紋病菌による黒斑ができている。 | ||
▼2013年1月12日 長枝の冬芽 宍道 | ||
▼短枝の冬芽。 | ||
▼2010年4月10日 冬芽 宍道 | ▼短枝が発達する。 | ▼葉痕 |