多年草 北海道〜九州の山間の草地に生える。地下茎は横にはい多数の繊維に被われている。葉は直立長ささ30〜50cm、幅5〜10mm、細かい中肋があるがあまり目立たず、鋭尖頭。花茎は直立して分枝せず、高さ30〜60cm、苞は長楕円状披針形、緑色で鋭尖頭、長さ5〜6cm、花は2〜3個つき、紫色で直径8cm、小花柄は子房より長く、苞より短い。時に白花のものや、ごく薄い淡紫色の栽培品もある。外花被片広倒卵形、爪部は広く黄色を帯び細紫脈が目立つ。内花被片は長楕円状披針形で直立し、長さ約4cm。花柱の先は2深裂し、裂片には鋸歯がある。果実は楕円形、長さ4cm。花期は5〜6月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Iris sanguinea アヤメ科アヤメ属 |
▼2018年5月15日 野生化 八雲 | ||
▼2009年5月23日 八雲 | ▼外花被片には黄色と紫の網目模様がある。 | |
▼2018年5月15日 植栽 東出雲 | ||
▼2017年9月14日 果実 植栽 東出雲 | ||
▼果実は3稜のある筒形で3室ある。 | ▼果実は長さ約4cm。 | |
▼種子は長さ約5.5mm。 | ▼種子の側面、厚みがある。 | ▼種子の表面はざらついている。 |
▼微細な網模様がある。 | ||