多年草 本州〜九州の湿地や河川敷などに生える。根茎は短く、密に叢生する。基部の鞘は葉身がなく、褐色で、竜骨があり、少し糸網を生じる。葉は幅4〜10mm。有花茎は高さ40〜80cm。小穂は4〜7個、上方のものは雌雄性、下方のものは雌性、柄があって垂れ下がり、円柱形で長さ3〜6cm、幅約5mm。苞は葉状で無鞘。雌鱗片は淡緑色で褐色を帯び、凹頭芒端。果胞は偏平で長さ2.5〜3mm、乳頭状突起を密布し、無脈、嘴は短く口部は全縁。果実は倒卵形で、断面はレンズ状、長さ1.5〜2mm。柱頭は2岐。果期は5〜6月。(岡山県スゲ属植物図譜) 学名は、Carex dimorpholepis カヤツリグサ科スゲ属アゼスゲ節 |
▼2015年5月21日 打出 | ▼頂小穂は雌雄性。 | ▼苞は葉状で最下のものは特に長い。 |
▼頂小穂は雄性部の先に雌性部がつく。 | ▼雌小穂は長さ約6cm。 | ▼雌鱗片は芒があり果胞より長い。 |
▼雌鱗片には長い芒がある。 | ▼雌鱗片は長さ約3.5mm。 | |
▼芒は長く、縁に刺がある。 | ▼雌鱗片は凹形。 | ▼果胞は長さ約2.5mm、嘴は短い。 |
▼果胞口部は切形、表面に乳頭状突起が密生する。 | ▼果実は果胞にゆるく包まれる。 | |
▼果実は長さ約1.8mm | ▼花茎は鋭三角形。 | |
▼花茎は長さ約80cm。 | ||
▼2009年6月14日 乃白 | ▼頂小穂は基部に雄花、先端に雌花がつく。 | ▼頂小穂は雄雌性。 |
▼この花序は頂小穂が雌、雄になっている。 | ▼雌小穂は長さ約6cm。 | ▼芒は長く、ふちに刺がある。 |
▼果胞は長さ約3mm。 | ▼雌鱗片の先は凹み、長い芒がある。 | |
▼果実は長さ約2mm。 | ||