アゼトウガラシ（畦唐辛子）

1年草 本州〜琉球の田畑のやや湿ったところに生える。茎は基部で枝分かれし、直立または斜上して、高さ10〜20cmになり、無毛である。葉は対生して狭卵形、先はややとがるかまたは鈍く、基部は狭まって柄状となり、縁には2〜4個の低い鋸歯があり、両面とも無毛で、長さ10〜30mm、幅1.5〜8mm。上部の葉腋に1花をつける。花柄は長さ5〜20mm。萼は無毛で深く5裂し、萼片は細長くとがる。花冠は淡紅紫色、長さ6〜8mmで萼の約2倍。雄蕊は4個、下側の2個の花糸の基部に線状の突起がある。さく果は線状狭卵形で長さ約10mm、萼よりほぼ2倍長い。種子は円柱形、長さ約0.3mm、表面には孔紋状の凹みがある。花期は8〜10月。（日本の野生植物） 学名は、Vandellia micrantha アゼナ科アゼトウガラシ属 よく似たものにエダウチスズメノトウガラシやヒロハスズメノトウガラシがあるが、花の形が上下から押しつぶしたような形となる。

▼2013年10月1日　八雲		▼下唇中央に黄斑がある。
▼花は長さ約1cm。	▼花の幅は約6mm。	▼果実には長い柄がある。
▼果実は萼の3〜4倍長となる。	▼果実は長さ約1.2cm。	▼果実の縦断面。
	▼種子は長さ約0.35mm。	▼種子の表面はコブ状の突起が並ぶ。
		▼葉に浅い鋸歯がある。
▼葉は長さ約1.5cm。	▼葉の裏面。

▼2017年9月25日　八雲
		▼若い果実。
▼果実は長さ約1.1cm。	▼果実には種子が多数入ってる。
▼種子は長さ約0.4mm。
▼2011年8月10日　宍道	▼下唇の中央に黄斑がある。
	▼果実は細長い。
	▼葉には浅い鋸歯がある。	裏面。
▼2010年9月26日　玉湯
▼2004年8月28日　乃白		▼葉にはわずかに鋸歯がある。
	▼果実は細長い。
▼2018年11月6日　東忌部	▼長い果柄がある。	▼果実は長さ約1.3cm、萼の約3倍長ある。
▼種子はぎっしりと詰まっている。	▼種子は長さ約0.5mm。	▼コブ状の突起が並んでいる。
	▼葉の縁には浅い鋸歯がある。	▼葉は長さ約2.5cm。
▼2005年9月17日　八雲		▼2005年10月9日　乃白
▼2005年9月10日　佐草	▼2007年9月22日　八雲
▼2003年9月23日　乃白

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