越年草 北アメリカ原産。各地の道ばたや荒れ地にはびこっている。茎は高さ1〜2mになり、まばらに粗い毛がある。根生葉はへら形。茎葉は長さ7〜10cm、幅0.5〜1.5cmの線形で、茎を取り巻くように密に互生する。ふちにはまばらに鋸歯がある。両面とも粗毛があり、ふちには長い毛がある。茎の上部に小さな頭花を円錐状に多数つける。頭花は直径約3mm。筒状花のまわりに白い舌状花が多数並ぶ。舌状部は小さいが、はっきり見える。総苞は筒形。総苞片は淡緑色の線形で、3〜5列に並ぶ。そう果は長さ約1mm。冠毛は淡褐色で長さ約2.5mm。花期は8〜10月。(野に咲く花) 学名は、Erigeron canadensis キク科ムカシヨモギ属 ケナシヒメムカシヨモギは全体に無毛か毛が少なく、総苞片は無毛で、各片の先端に黒紫色の斑点がある。 よく似たオオアレチノギク、アレチノギクは葉が灰緑色で、舌状花が目立たない。 参考サイト アレチノギク 類似種 図入り検索表 |
▼2013年8月21日 東出雲 | ▼白い舌状花が明瞭にわかる。 | ▼頭花(総苞を含む)は長さ約5mm、総苞は直径約2mm。 |
▼頭花は直径約3.5mm。 | ▼総苞片は有毛。 | ▼筒状花(上)と舌状花(下) |
▼筒状花は長さ約3.7mm、舌状花は約4.2mm。(子房を含む。) | ▼舌状花の花弁は約0.7mm、先が2裂する。 | ▼子房には毛がある。 |
▼果実と冠毛。 | ▼果実は長さ約1mm、冠毛は長さ約2.5mm。 | |
▼果実の表面に毛がある。 | ||
▼冠毛には上向きの刺がある。 | ▼葉は長さ約7cm。 | |
▼葉の縁にまばらな長毛がある。 | ▼葉の裏面。 | ▼茎には開出する長毛がある。 |
▼2009年8月24日 玉湯 | ▼頭花は長さ約5mm。直径約2mm。 | |
▼葉脈が浮き出る。 | ||
▼葉縁に長毛が開出する。 | ||
▼枝が高く伸び、ほうき状の広がった花序になる。 | ▼左はオオアレチノギク、右がヒメムカシヨモギ | |
▼2006年10月22日 宍道 | ||
▼2005年8月28日 乃白 | ||
▼2003年10月4日 乃白 | ▼上部で枝が高く伸びる。 | |
▼2012年11月19日 果実と冠毛 長海 | ▼頭花は長さ約5mm。 | |
▼ほとんど果実の落ちた頭花。 | ▼冠毛は長さ約2.5mm。 | ▼果実は長さ約1mm。 |
▼葉の縁にまばらに長毛、長さ1.5mmがある。 | ||
▼茎に長い開出毛がある。 | ▼上部で枝が高く伸びる。 | |
▼2007年1月21日 ロゼット葉 佐草 | ||