多年草 北海道〜沖縄のため池や河川、水路などに生育する小型の枕水または浮葉植物。繊細な地下茎が泥中を横走する。水中茎はよく分枝する。沈水葉は線形で長さ3〜5(〜8)cm、幅0.3〜1mm、1脈、鋭尖頭。浮葉は長楕円形で明るい黄緑色、長さ1.5〜3cm、幅4〜10mm。花茎12〜20mm、花穂は長さ9〜13mm、花は間隔をあけて3〜4段につき、4心皮。果実は長さ約2.5mm、背稜に数個の低い突起があるものからほとんどないものまである。6月頃から秋にかけて各葉腋に長さ1〜2cmの殖芽を形成し、これが栄養繁殖ならびに越冬の手段となる。花期は6〜9月。(日本の水草) 学名は、Potamogeton octandrum ヒルムシロ科ヒルムシロ属 |
▼2015年8月8日 宍道 | ||
▼浮葉は長さ約1.5cm。 | ||
▼花穂は長さ約7mm。 | ▼花弁状のものは葯隔の付属物。 | |
雌しべが4個ある。 | ▼4個の若い果実。 | |
▼若い果実は長さ1.5〜2mm。 | ▼数個の低い突起がある。 | |
▼果実の縦断面。 | ||
▼2014年9月8日 東忌部 | ▼葉は長さ約2cm、幅4mm。 | |
▼殖芽。 | ▼沈水葉は長さ約5cm。 | |