常緑高木 関東地方以西〜沖縄の海岸に近い山地に生える。きわめて耐陰性が強い。高さ20mほどになる。樹皮は灰白色。浅く裂けてはがれ落ちる。葉は互生。長さ10〜15cm、幅5〜10mmの広線形。表面は深緑色、裏面は淡緑色。縁は全縁で、主脈が目立つ。雌雄別株。雄花も雌花も葉腋につく。雄花は長さ約3cmの円柱形。雌花は長さ約1cmの花床の上につく。種子は直径約1cmのややいびつな球形で、基部には肉質の果床がつく。成熟するにつれて鱗片が肥大して種子を包み込む。10〜12月に熟すと果床は赤紫色になる。果床は食べられる。種子は枝についたまま発根することがある。花期は5〜6月。(樹に咲く花) 種子は2個の鱗片が肥厚した套衣(とうい epimatium ) に包まれ、核果状になる。(三河の植物観察) 学名は、Podocarpus macrophyllus f. spontaneus マキ科イヌマキ属 小型で葉が短く密生するラカンマキがあり、学名上はイヌマキはラカンマキの品種となる。 名前の似たものにコウヤマキがあるが、裏面に白色の気孔帯があり、別のコウヤマキ科の木本である。 |
▼2009年4月19日 幼木 宍道 | ▼葉の裏面は気孔帯はなく、淡緑色。 | |
▼2017年9月14日 種子 植裁 大庭 | ||
▼種子と果床の縦断面。 | ▼種子の縦断面、直径約1cm。 | |
▼種子の周りを套衣が包んでいる。 | ||
▼2018年8月13日 種子 植裁 大庭 | ▼種子は直径約1cm、下部に果床がつく。 | |
▼種子の周りを套衣が包んでいる。 | ▼若い種子(下)は長さ約7mm。 | |
▼2010年7月31日 種子 植裁 西忌部 | ▼葉は主脈が目立つ。 | |
▼葉の裏面に気孔帯はない。 | ||
▼2011年4月3日 下佐陀 | ||
▼2007年2月4日 城山公園 | ||
▼2019年7月24日 | ||
▼2019年5月30日 | ||
▼2019年1月2日 | ||
▼2018年10月22日 | ||
▼2018年10月16日 | ||
▼2018年10月14日 | ||
▼2018年10月12日 本葉が開いてきた。 | ▼手前に抜け出た種子殻が残る。 | |
▼2018年10月10日 本葉が少し開いた。 | ||
▼2018年10月8日 本葉が見えてきた。 | ||
▼2018年10月4日 子葉が立ち上がった。 | ||
▼2018年10月1日 子葉が完全に抜け出した。 | ||
▼2018年9月30日 子葉が1枚抜け出した。 | ||
▼2018年9月28日 子葉が見える。 | ||
▼2018年10月11日 種子と果床の間から根が出てきた。 | ▼8月13日播種 | |
▼2018年9月23日 種子と果床の間から根を出す。 | ▼8月13日播種 | |
▼2017年12月10日 発芽 | ▼種皮が脱げそうになった。 | ▼この後、枯れてしまった。 |
▼2017年12月8日 発芽 | ▼子葉の部分が少し伸びた。 | |
▼2017年12月2日 発芽 | ▼子葉の部分が少し伸びた。 | |
▼2017年11月21日 発芽 | ▼子葉の基部が見えてきた。 | ▼ほとんど垂直に立ってきた。 |
▼2017年11月8日 発芽 9月14日播種 | ▼まだ種皮をかぶっている。 | |