イヌヨモギ(犬蓬)

多年草
北海道〜九州のやや乾いた丘陵に生える。根茎は長く伸びない。茎は叢生し、花をつけない茎は短く、先にロゼット状に葉をつける。ロゼットの葉は広いさじ状で長さ3〜10cm、幅1.5〜4cm、円頭、基部はくさび状で柄となり、縁には大きな鋸歯がある。表面は緑色で微毛があり、裏面は淡緑色で多少絹毛があり、腺点がある。花茎は高さ30〜80cm、下部の葉は花時は枯れ、中部の葉は倒卵形またはさじ形で、長さ4.5〜8.5cm、大きな鋸歯がある。総状円錐花序に多数の下向きの頭花をつける。頭花は球形で、径3〜3.5mm、総苞片は3〜4列、外片は短く広卵形で長さ1mm、中片と内片の縁は広く透明膜質。小花の花柱の先端は鋭尖頭。そう果は挟倒卵形をなしてやや扁平、長さ2mmで、毛はない。花期は8〜10月。(日本の野生植物)
学名は、Artemisia keiskeana
キク科ヨモギ属



▼2006年10月14日 鹿島

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ




▼2013年10月28日 鹿島

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花序

▼頭花の乾燥標本、長さ約3mm。▼筒状花、花冠は長さ約1.5mm、
子房が約0.5mm。

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花

▼葉は葉柄を含めて長さ約3cm。

イヌヨモギ花序

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉

▼主脈上に毛がある。▼葉面の毛。

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉裏面

▼裏面は毛が多い。▼脈上の毛。▼裏面の毛、腺点がある。

イヌヨモギ葉裏面

イヌヨモギ花

イヌヨモギ花

▼茎にも毛がある。▼茎の毛。▼花期に花のつく茎のロゼット葉は枯れる。

イヌヨモギ茎

イヌヨモギ茎

イヌヨモギ茎

▼花のつかないロゼット葉。

イヌヨモギ

イヌヨモギ ロゼット葉

▼2014年10月11日 果実 鹿島▼総苞は長さ約3mm。

イヌヨモギ果実

イヌヨモギ果実

イヌヨモギ果実

▼1総苞内に0〜3個の果実があった。▼果実は長さ約1.5mm。▼反対側。

イヌヨモギ果実

イヌヨモギ果実

イヌヨモギ果実

▼花柱の残った果実。

イヌヨモギ果実

イヌヨモギ果序

イヌヨモギ果序

▼葉は長さ約3.5cm。

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉裏面

▼裏面には毛が密生する。▼花序のない茎の葉。

イヌヨモギ葉裏面

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ

▼2006年8月5日 蕾 鹿島

イヌヨモギ蕾

イヌヨモギ

イヌヨモギ葉

▼茎や葉裏には綿毛が多い。

イヌヨモギ葉裏面

イヌヨモギ茎

イヌヨモギ

▼花をつけない茎はロゼット状に葉をつける。

イヌヨモギ ロゼット葉

イヌヨモギ葉裏面

▼2006年7月15日 鹿島

イヌヨモギ蕾

イヌヨモギ葉

イヌヨモギ葉裏面

イヌヨモギ ロゼット葉



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑