多年草 南シベリア、中国東北部および朝鮮などに分布する。わが国では北海道に自生する。最近これとは別に、緑化用外国産ヨモギ種子に混入して侵入してくるため、新しく整備された林道の法面などによく出現する。茎はよく分岐し、高さ50〜100cmで、かなり上部まで木質化し、越冬した枝から次年度に萌芽する。葉は2回羽状に裂け、葉裏は通常淡緑色だが、白くなる個体もある。茎の先に円錐花序を出し、黄緑色の頭状花を多数つける。頭状花は球形で、直径3〜3.5mmになる。花期は秋。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Artemisia gmelinii キク科ヨモギ属 ヨモギの仲間 |
松江での分布も全て林道などの道路法面であり、全域にわたっている。 | ||
▼2012年10月13日 宍道 | ▼頭花(乾燥品)、直径約3mm。 | ▼筒状花(乾燥品)、長さ約1.5mm。 |
▼筒状花、子房を含めて長さ約2mm。 | ||
▼葉は2回羽状深裂する。 | ||
▼葉裏に白い毛が密生する。 | ||
▼2010年10月27日 玉湯 | ||
▼2009年9月13日 玉湯 | ||
▼葉の裏面。 | ||
▼2007年7月8日 蕾 東持田 | ||
▼2014年1月23日 果実 西生馬 | ▼総苞に包まれた頭花は長さ約3mm。 | |
▼総苞を除いた頭花、数個の果実がある。 | ▼結実した果実は数個のみだった。 | ▼果実は長さ約1.4mm。 |
▼薄い果皮を除くと長さ約1.1mmの種子がある。 | ▼種子の表面は不規則な網状の模様がある。 | |
▼枯れた茎の下部に新しい葉が出ている。 | ||
▼2012年7月8日 宍道 | ||
▼葉の裏面。 | ||
▼2004年11月20日 美保関千酌 | ||
▼2010年11月6日 東長江 | ||
▼2011年8月27日 八雲 | ||