半寄生多年草 北海道南部〜琉球の日当たりのよい草地に生える。緑色無毛で、多少粉白を帯びる。根が細く、茎は稜があり、1または数個束生して、直立し、高さ10〜25cmになり、分枝は少なく上へ向かう。葉は線形で、鋭頭、長さ2〜4cm。花は腋性し、小型で白色、短い花柄上に単生。苞及び小苞は葉と同形、小苞は2個で、花被の下にある。花被は筒状で、先は4〜5裂し、長さ2〜4mm。果実は楕円状つぼ形で、長さ2〜2.3mm、先端に閉じた花被片をつけ、縦脈と縦脈間の網目模様は隆起する。花期は4〜6月。(日本の野生植物) 学名は、Thesium chinense ビャクダン科カナビキソウ属 秋に返り咲きする個体も多い。(西宮の湿性・水性植物) 図鑑によって、葉腋に1対の小苞と花をつけるとするものと、葉状の苞と2個の小苞のある花がつくとするものがある。 |
▼2015年8月11日 東忌部 | ▼萼の先は3〜5裂し、内側が白く花弁状になる。 | |
▼苞は葉状で基部に小苞があり、花をつける。 | ||
▼果実は萼を含めて長さ約4mm。 | ▼果皮は薄く、核が1個入っている。 | ▼核は長さ約2.2mm、網目模様がある。 |
▼2019年4月28日 東忌部 | ||
▼花弁状の花被は3〜5裂する。 | ||
▼2014年9月27日 東忌部 | ▼萼の先は3〜5裂し、内側が白く花弁状になる。 | |
▼苞の腋に花がつき基部に小苞が2個ある。 | ||
▼花は長さ約3mm。 | ▼花は直径約3mm。 | ▼果実。 |
▼果実、萼が残り、熟すと網目模様が入る。 | ▼果実は萼を含めて長さ約4mm。 | ▼乾燥した果実、網目状のしわができる。 |
▼核が1個入り、長さ約2mm。 | ▼縦筋があり、網目模様がある。 | |
▼果実の落ちた苞、小苞が残る。 | ▼苞は長さ約3cm、小苞は5mm。 | |
▼葉は線形。 | ||
▼2015年9月29日 東忌部 | ▼果実は長さ約2.2mm。 | |
▼乾燥すると網目状の脈が浮き出る。 | ▼薄い果皮の中に種子が1個ある。長さ約2.2mm、網目状の脈がある。 | |
▼2018年6月7日 果実 東忌部 | ▼若い果実は萼を含めて長さ4〜5mm。 | |