一年草まれに越年草 南アメリカ原産。全体に悪臭がある。茎は低くはい、多くの枝を分けて広がり、無毛か短毛があり、長さ10〜50cm。葉は1〜3回羽状に分裂し、終裂片は卵形〜線形、短い柄があり、長さは1.5〜3cm。総状花序は多数が頂生または葉と対生し、短い柄があり、長さ1〜4cm。萼片は卵形、長さ0.5〜0.7mm。花弁は線形、白色、ときに退化する。雄蕊は2まれに4個。果柄は長さ1.5〜3mmで開出するかときにやや反曲する。短角果は楕円体またはやや球形をなす2個の分果からなり、表面に網目状の隆起があり、裂開せず、長さ1.3〜1.7mm、幅2〜2.5mm。種子は楕円形で長さ1〜1.2mm。花期は3〜8月。(日本の野生植物) 学名は、Lepidium didymum アブラナ科マメグンバイナズナ属 一年草~越年草.悪臭を持つ。茎は基部より多分岐し、斜めに立って高さ10~20cm、淡緑色でやや光沢があり、無毛~白色の軟毛を散生。葉は1~2回羽状に裂ける。側裂片は3~6対。花序は根生または茎上の葉に対向してつく。花は径1mm余。がく4個、卵型で緑色。花弁は白色微小または欠く。雄ずい2個、子房は扁平で花柱はほとんどない。果実(短角)は2個の球を接した形を接した形で高さ1.5mm、上端はへこむ。各室に種子1個。果面に網目状の浅いくぼみ、裂開しない。(国立環境研究所侵入生物データベース) かっては果実の形質のちがいに基づいてカラクサナズナ属(Coronopus)―略―などが区別されていたが、これらの属はすべてマメグンバイナズナ属の内群となることが判明し、2002年に合一された。(日本の野生植物) |
▼2018年6月7日 意宇 | ||
▼雄しべの両側に微小な花弁がある。 | ||
▼花は直径約1mm。 | ▼花は萼片4個に包まれる。 | ▼萼を外すと雄しべの両側に微小な花弁が見える。 |
▼反対側。 | ▼果期が進むと果序が伸びる。 | |
▼果実は熟しても裂開しない。 | ▼果序は長さ約1.5cm。 | |
▼果実は2個の扁平な球が合わさった形。 | ▼若い果実は長さ約2mm、幅2.5mm | |
▼表面には網目状の微細な凹みがある。 | ||
▼若い種子は長さ約1.5mm。 | ▼上部の葉は1回羽状深裂、茎はほぼ無毛。 | ▼葉は長さ約1.5cm。 |
▼2019年5月11日 意宇 | ||
▼2018年7月2日 若い果実 意宇 | ▼果実は長さ約1.5mm、幅2.2mm。 | |
▼2021年2月6日 ロゼット | ||
▼葉は長さ3〜4cm、表(上)、裏面(下) | ||