つる性多年草 東北地方南部〜九州に生える。根はつねに束状に分枝し紡錘状に太くなる。葉は卵心形〜腎心形、縁に鋸歯があり、ふつう3〜5浅裂するが、ときに5深裂し、裏面に短毛を密生する。雄花序は長さ2〜10cm、苞は小さく2〜3mm、雌花は葉腋から出る。萼筒は長さ6cm。花冠裂片は広披針形〜長楕円形で、縁は糸状に分裂する。夕方から咲いて、花冠の細い裂片が伸び、朝には縮んでいる。液果は球形または長楕円形で長さ5〜7cm、熟すと赤くなる。果柄は長さ1cm。種子は形がカマキリの頭に似て茶褐色、長さ7〜9mm、幅9〜11mm。種子表面の帯の幅は4〜5mm。花期は8〜9月。(日本の野生植物) 学名は、Trichosanthes cucumeroides ウリ科カラスウリ属 よく似た仲間にキカラスウリがある。 |
▼2003年9月28日 しぼんだ雄花 乃木福富 | ▼花冠裂片の先が広がらない。 | ▼萼筒が長い。 |
▼2004年7月24日 真山 | ▼葉の表 真山 | |
▼葉の裏 | ||
▼2014年11月20日 果実 島根 | ▼果実は長さ約6cm。 | |
▼果実の縦断面。 | ▼種子は果肉に包まれている。 | ▼湿っている種子は黒色、長さ約1cm。 |
▼種子は乾燥すると変色する。 | ||
▼2010年11月11日 果実 八雲 | ||
▼種子には縦に隆起した帯がある。 | ▼種子は幅約1cm。 | ▼縁に小さな鋸歯がある。 |
▼葉の表裏に短毛がある。 | ▼茎に短毛がある。 | |
▼2007年12月23日 果実 東持田 | ▼種子は幅約1cm、縦に隆起した帯がある。 | |
▼2003年2月1日 果実 佐草 | ||
▼2019年8月31日 若い果実 島根 | ▼若い果実は長さ約4cm、幅3cm。 | ▼長い花柱が残っている。 |
▼2003年9月15日 若い果実 佐草 | ||
▼2010年8月7日 雄花の蕾 八雲 | ▼雄花は総状花序につく。左は花後。 | ▼縁に小さな鋸歯がある。 |
▼2007年2月4日 果実 西尾 | ||