落葉小低木 本州〜九州の日当たりの良い湿った谷沿いに多いが、明るいスギ林、岩場にもよく見られる。高さ1mほどになる。枝は多数分枝し、株立ち状になる。枯死した枝が多数残るのが特徴。樹皮は灰褐色。新枝は無毛。葉は対生。葉身は長さ4〜8cmの菱状卵形。先端は尾状に長く尖る。膜質で表面には光沢がある。裏面の脈上には白い毛がある。葉柄は長さ2〜5cm、無毛で赤みを帯びる。雌雄同株。雄花序も雌花序も穂状。枝の上部の花序に雌花、枝の下部の花序に雄花がつく。果実はそう果。長さ約1.3mmの倒卵形で、11〜12月に熟す。全面に短毛がある。花期は8〜10月。 冬芽の芽鱗は紙質で基部には小さな副芽がつく。(樹に咲く花) 学名は、Boehmeria spicata イラクサ科ヤブマオ属 コアカソは鋸歯が10対以下で、よく似たクサコアカソは鋸歯が10〜20対ある。 |
▼2015年8月16日 八雲 | ▼葉身は長さ約11cm、鋸歯は8対。 | |
▼葉の先端は尾状に伸びる。 | ▼樹皮は縦に割れ短冊状に剥がれる。 | |
▼下部の幹は直径約2cm。 | ▼高さは約1.6m。 | ▼1本の幹は倒れ、もう1本は立っている。 |
▼2012年9月16日 島根 | ▼雌花序 | ▼穂状花序は長さ約8cm。 |
▼雌花 | ▼葉は長さ約8cm、先端は尾状にのび、鋸歯は8対。表面に短毛が散生する。 | |
▼表面の短毛。 | ▼脈上に毛がある。 | |
▼冬芽 | ||
▼木質化した下部の茎。 | ▼崖から倒れている。 | |
▼2011年10月1日 東持田 | ▼雄花序はなかった。 | |
▼葉身は約5cm。 | ||
▼茎、葉柄は赤くなる。 | ▼茎の下部は木質化する。 | |
▼2009年8月15日 東忌部 | ▼雌花序 | |
▼茎の基部は木質化する。 | ||
▼2005年8月20日 八雲 | ||
▼2011年8月6日 雌花序 八雲 | ▼雌花 | |
▼雄花序は下部の葉腋につく。 | ▼葉は対生する。 | |
▼葉の先端は3裂せず、尾状になる。 | ||
▼2017年10月25日 果実 八雲 | ||
▼果穂の長いものは約10cm。 | ▼果実は直径約5mmの球状になる。 | |
▼果実は長さ約1.5mm、花柱が残る。 | ||
▼果実を包む花被は倒卵形、毛がある。 | ▼花被を除いた果実は長さ約0.8〜1mm。 | |
▼葉の先端は尾状に伸び、鋸歯は8対。 | ||
▼葉身は長さ約13cm、鋸歯が9対。 | ▼葉脈や表面に毛がある。 | |
▼裏面の葉脈に毛が散生する。 | ||
▼2006年9月24日 宍道 切り株からでた茎 | ▼2006年2月25日 冬芽 八雲 | |