コゴメバオトギリ(小米葉弟切)

多年草
ヨーロッパ原産。1934年に三重県で発見された帰化植物で、東京湾の埋立地などに見られる。母種はセイヨウオトギリ。名のとおり葉が小さく、長さ1〜1.5cm、幅0.3cmの楕円状披針形で明点が散在し、ふちに黒点がある。子房には明点と明線がある。花期は5〜7月。(野に咲く花)
学名は、Hypericum perforatum subsp. chinense
オトギリソウ科オトギリソウ属
よく似た花のセイヨウオトギリは、
セイヨウオトギリ 葉の長さ20mm以上、幅は10mm以上
コゴメバオトギリ 葉の長さ15mm以下 幅は5mm以下
とされる。



▼2018年6月14日 八雲

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花序

▼花は直径約2.3cm。▼花弁の縁に黒点がある。▼萼裂片は線形。

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花

▼子房と花柱。▼子房には明点と明線があるとされる。▼茎には2稜がある。

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ

▼葉は長さ約2cm、幅約5mm。▼葉には明点があり縁にまばらに黒点がある。

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉

▼葉の裏面。

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉裏面

コゴメバオトギ葉裏面

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ




▼2007年6月16日 八雲▼花弁のふちには黒点が並ぶ。

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花序

▼葉は無柄、全縁、対生する。▼葉の表面 明点がある。▼葉の裏面。黒点もみえる。

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉裏面

▼葉は長さ約13mm。▼茎には2稜がある。

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ茎

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ

▼2005年6月25日 八雲

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ花

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ

▼2015年7月25日 果実 八雲

コゴメバオトギリ果序

コゴメバオトギリ果実

コゴメバオトギリ果実

▼果実は長さ約7mm、3個の花柱が残る。▼果実の縦断面、胎座の周りに種子がある。▼果実の横断面、3室がある。

コゴメバオトギリ果実

コゴメバオトギリ果実

コゴメバオトギリ果実

▼種子は長さ約1mmの円筒形。▼種子の表面に網目状の凹凸がある。

コゴメバオトギリ種子

コゴメバオトギリ種子

コゴメバオトギリ種子

▼葉には短いが葉柄がある。▼葉は明点があり、縁に黒点が少数ある。▼葉は長さ約15mm、幅約4mm。

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉

▼明点が散在し、縁に黒点がある。▼葉の裏面。

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉

コゴメバオトギリ葉裏面

▼透過光による画像。

コゴメバオトギリ葉裏面

コゴメバオトギリ葉裏面

コゴメバオトギリ葉裏面

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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