多年草 北海道〜九州の湖沼やため池、河川、水路などに生育する抽水植物。深い湖沼では浮葉植物となる場合もあり、また流水域では沈水葉だけの群落も見られる。コウホネ属では最も大形の種。太い地下茎が横走し、分枝した地下茎の先端に葉は束生する。沈水葉は薄い膜質、長さ10〜50cm、幅6〜18cm、葉縁は波打つ。抽水葉と浮葉は長卵形〜長楕円形で長さ(12〜)20〜50cm、幅(5〜)12〜20cm、基部は矢尻形。直径3〜5cmの黄色の花を水面上に咲かせる。色づいた部分は萼片で5片、その内部に退化した花弁がある。雄しべは多数、雌しべは多数の心皮が合生して1つとなり、各心皮の柱頭は柱頭盤上に放射状に配列する。柱頭は黄色で先端部は柱頭盤から突き出て歯牙状になることが多い。雌性先熟。果実は卵形で緑色、中に多数の種子がつまる。花期は6〜10月。(日本の水草) 学名は、Nuphar japonicum スイレン科コウホネ属 |
▼2012年8月26日 八雲 | ||
▼蕾 | ▼若い果実 | |
▼果実 | ||
▼2012年9月20日 果実 八雲 | ||
▼2012年8月8日 八雲 | ||
▼2007年9月2日 鹿島 | ||
▼2004年7月11日 大庭 | ||