クロタネソウ(黒種草)

1年草
地中海沿岸地方原産。ニゲラと呼ばれ園芸栽培され、逸出して野生化している帰化植物。高さは40〜50cmほどになり、葉は3〜4回羽状に細裂する。花弁のように見える物は萼片で、花弁は中央に近いところにある黒っぽいもので、退化して蜜腺鱗片になっている。八重咲き種では、花弁が萼片状に発達している。花は直径4〜5cmで、白、桃、紫、青などの花色がある。果実は大きくふくらんで、種子が黒い。花期は4〜6月
学名は、Nigella damascena
キンポウゲ科クロタネソウ属



▼2009年5月16日 植栽の逸出。 玉湯▼中心を取り巻く黒いものが退化した花弁

クロタネソウ花

クロタネソウ花

クロタネソウ花

▼蕾▼葉は羽状に細裂する。

クロタネソウ蕾

クロタネソウ葉

クロタネソウ

クロタネソウ




▼2022年5月21日 八重咲き 玉湯▼子房が大きくなってくる。▼花弁と萼片の下に総苞片がある。

クロタネソウ花

クロタネソウ花

クロタネソウ花

▼若い果実▼大きくなった果実▼葉は羽状に細裂する。

クロタネソウ果実

クロタネソウ果実

クロタネソウ葉

クロタネソウ

▼2010年6月20日 果実 八雲▼2009年6月13日 果実には花柱が残る 玉湯

クロタネソウ

クロタネソウ

クロタネソウ

▼2022年6月17日 果実 玉湯▼花柱が角のように残っている。

クロタネソウ果実

クロタネソウ果実

クロタネソウ果実

▼熟すと花柱のところで裂けて種子が出る。

クロタネソウ果実 title=

クロタネソウ果実 title=

クロタネソウ果実 title=

種子は黒く、長さ2〜2.5mm種子の表面にしわがある。

クロタネソウ種子

クロタネソウ種子

クロタネソウ種子

クロタネソウ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑