キャラボク(伽羅木)

常緑低木
本州日本海側(秋田県〜鳥取県)の亜高山〜高山の風衝地に生える。イチイの変種。高さ1〜3mになる。主幹がはっきりせず、地面をはうことが多い。葉は長さ1〜2cmの線形で、不規則にらせん状に枝につき、イチイのように2列に並ぶことはない。表面は濃緑色、裏面は淡緑色。主脈が目立つ。先端はとがるが、にぎっても痛くはない。雌雄別株。雄花は淡黄色。雌花には緑色の鱗片に包まれた胚珠が1個ある。種子は直径3〜4mmの球形で、花のあと肥大して杯状になった仮種皮に包まれる。秋に種子が熟す頃には仮種皮は紅色になる。仮種皮は甘くて食べられる。種子は有毒。別名ダイセンキャラボク。花期は3〜5月。(樹に咲く花)
学名は、Taxus cuspidata var. nana
イチイ科イチイ属



▼2019年9月14日 植栽 殿▼葉は長さ約1.7cm、先端はとがる。

キャラボク

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▼2007年5月4日 大山

キャラボク

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