多年草 宮城県以南〜九州の山地の林縁に生える。茎は高さ50〜80cmに達し、葉は3回3出羽状複葉で、軟かく、無毛、一種の香気がある。花は白色で集散花序を作り、萼は4個、長楕円形で長さ約1mm。花弁は4個、長楕円形で長さ3〜4mm。雄しべは7〜8本、長短があり花外につきでる。子房には柄があり、果実は柄の先に卵形の4分果に分かれて斜上する。種子は暗褐色、腎形で表面に粒状突起があり長さ約1.5mm。花期は8〜10月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Boenninghausenia albiflora var. japonica ミカン科マツカゼソウ属 |
▼2016年9月15日 大東 | ▼雄しべが落ちてしまっている。 | |
▼若い果実。通常は4分果。 | ▼分果が3個のものも多い。 | ▼花は長さ約3mm、直径4mm。 |
▼花弁の内側、腺点がある。 | ▼花弁の外側。 | |
▼花柱の基部に子房があり、長い柄がある。 | ▼花柱は合着し、1個の柱頭に続く。 | ▼子房には油点がある。 |
▼子房の基部に花盤があり、蜜が溜まる。 | ▼若い果実、4分果、3分果のもの。 | ▼4分果の果実。 |
▼3分果の果実。 | ▼分果の背面(上)、腹面(下)。 | ▼分果の背面。 |
▼分果の腹面、花柱が残っている。 | ▼1分果の未熟な種子、6個あった。 | ▼未熟な種子は、長さ0.3〜0.5mm。 |
▼未熟な種子。 | ▼未熟な種子。 | |
▼葉は3回3出複葉、葉柄を含めて長さ約12cm。 | ▼葉の表面、油点があるが不明瞭。 | ▼葉の同じ部分を、透過光で見た油点。 |
▼葉の裏面は白色を帯びる。 | ▼小葉は長さ1〜1.5cm、油点がある。 | ▼油点の拡大。 |
▼2011年10月29日 大東 | ||
▼葉は3回3出複葉。 | ||
▼葉の表面に油点がある。 | ▼葉の裏面は白色を帯びる。 | |
▼2011年9月18日 東忌部 | ▼果実は4分果。 | |
▼2006年9月2日 八雲 | ||
▼2007年8月19日 北山 | ||
▼2020年8月18日 八雲 | ||
▼2006年8月19日 北山 | ||
▼2016年10月22日 果実 大東 | ▼果実は通常は4分果。 | ▼3分果も多い。腹面に花柱の跡が残る。 |
▼果実は直径約5.5mm。 | ▼乾燥して裂開した果実。 | |
▼分果は長さ約4mm。 | ▼乾燥して裂けている。 | ▼果皮には油点がある。 |
▼1分果に3個の種子があった。長さ約1.6mm。 | ▼種子の表面には粒状の突起がある。 | |
▼2007年10月13日 果実 八雲 | ||