多年草 北海道〜九州の山や丘陵地に生える。蛇紋岩地帯にも耐えてよく生育する。茎は地下茎から直立して高さ20〜40cm。葉はまばらに互生し、茎の先に4〜5枚輪生する。輪生葉は互生のものとほぼ同形でやや大きく、長さ2〜6cm、幅0.7〜2cm、全縁で先は鈍円頭。総苞葉はほぼ三角形で鈍頭〜やや鋭頭、緑色、長さ1〜4cm、幅0.8〜2.5cm。杯状花序の腺体は三日月形で両端尖り、暗赤紫色。さく果は平滑、径約3mm。種子は広卵形、平滑で長さ約2.3mm。花期は4〜6月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Euphorbia sieboldiana トウダイグサ科トウダイグサ属 |
▼2018年4月10日 島根 | ▼雄花が4個ある。 | ▼雌花の受粉後に雄しべが花粉を出す。 |
▼花粉を出す雄しべ。 | ▼腺体は尖った三日月形で密を出している。 | |
▼花序の下には三角形の苞葉がある。 | ▼茎の葉は互生し、頂に5枚の葉を輪生する。 | ▼茎頂から5本の枝を出し、2叉する。 |
▼2015年4月16日 島根 | ||
▼2011年4月29日 島根 | ▼雌性期で雌花が3本の花柱を伸ばす。 | |
▼腺体から蜜が出て光っている。 | ▼雌花は受粉し左後側へ垂れ下がっている。 | |
▼2011年5月2日 枕木 | ▼雌花は受粉し、子房は垂れ下がる。 | |
▼黄色い葯をつけた雄花。腺体から蜜がでる。 | ||
▼2007年5月5日 受粉後 東長江 | ▼この後子房は垂れ下がる。 | |
▼2018年5月24日 果実 島根 | ▼果実は熟すと直立する。 | ▼果実には3個の膨らみがある。 |
▼果実は直径約5mm。 | ||
▼果実の反対側。 | ▼1個の膨らみを外したところ。 | |
▼1個の膨らみに1個の種子が入る。 | ▼種子は長さ約3mm。 | ▼種子には小さな種枕がつく。 |
▼2012年6月5日 果実 枕木山 | ▼果実は直径約5mm。 | ▼割った果実と種子。 |
▼2011年6月4日 果実 大海崎 | ▼熟した果実は、上を向く。 | |
▼花のつかない茎の葉。 | ||
▼2012年5月16日 若い果実 大海崎 | ||
▼2007年4月8日 蕾 枕木 | ||
▼2015年6月24日 落果後 大海崎 | ▼総苞と果柄が残っている。 | |
▼2011年11月4日 大海崎 | ||
▼2006年8月19日 美保関 | ▼2004年7月24日 真山 | |