つる性1年草 ヨーロッパ原産で飼料や緑肥として栽培されている。1943年に天草島での帰化が報告され、現在では本州〜沖縄県にかけて道ばたや河川敷に見られる。全体無毛または伏した毛が散生する。茎はよく分岐して他物にまとわりついて広がり、長さ2mほどになる。葉は、狭楕円形の小葉が10対ほどつく羽状複葉で、頂片は巻きひげとなる。基部にはやや不規則な形状をした托葉があって互生する。葉腋に花序を立て、長さ1.5cmほどの紫色の蝶形花を1方向に穂状につける。萼筒はほぼ無毛で柄が下側につく。花期は春から夏。(日本帰化植物写真図鑑) 旗弁の爪部(筒状部)が長く、旗弁の舷部(そり返った部分)のほぼ2倍の長さがある。 学名は、 Vicia villosa subsp. varia マメ科ソラマメ属 |
▼2016年6月6日 島根 | ▼片側に花をつける。 | |
▼花は長さ約1.7cm。 | ▼旗弁の爪部(筒部)が舷部の2倍長。 | a:b≒1:2 |
▼萼筒の下側に花柄がつく。 | ▼小葉が7対あり、先端が巻きひげになる。 | |
▼小葉の表面に長毛が散生する。 | ▼小葉の裏面に伏した毛が散生する。 | |
▼托葉の縁に毛がある。 | ▼茎に毛が散生する。 | |
▼2015年5月21日 打出 | ▼花の筒部は反り返った部分のほぼ2倍長。 | ▼萼筒の後部は花柄より後ろへ突き出す。 |
▼若い果実。 | ▼果実は長さ約3cm。 | |
▼大小6個の種子がある。 | ||
▼2014年11月4日 打出 | ▼花の筒部は反り返った部分のほぼ2倍長。 | ▼萼筒の後部は花柄より後ろへ突き出す。 |
▼小葉は6対ある。 | ▼葉の表面には開出した毛がある。 | ▼葉の裏面や軸に伏毛がある。 |
▼2015年6月7日 果実 打出 | ▼果実は長さ約3.5cm。 | |
▼種子は直径約4mm。 | ||
▼2015年3月30日 打出 | ||
▼2015年6月13日 八雲 | ||
▼2013年5月13日 八雲 | ||
▼1方向に花をつける。 | ▼花序は柄を含めて長さ約8cm。 | ▼花は長さ約1.5cm。 |
▼旗弁の爪部(筒部)が舷部の2倍長。 | ▼萼筒の下側に花柄がつく。 | |
▼葉は巻きひげを除いて長さ約8cm。 | ▼葉の表面や裏面に毛が多い。 | |
▼葉柄基部の托葉、茎に伏毛がある。 | ▼蕾の花序。 | |
▼2013年5月26日 若い果実 八雲 | ▼若い果実は長さ約2.5cm。 | |
▼2013年6月6日 若い果実 八雲 | ▼果実は長さ葯2.5cm。 | ▼果皮には短毛が多い。 |
▼種子は直径約5mm。 | ||