ネジバナ（捩花）

多年草
日本全土の日当たりのよい草地や芝生などに生える。根は白く、紡錘状に肥厚する。葉は長さ5〜20cm、幅3〜10mmの線状倒披針形で先はとがる。花茎は高さ10〜40cmになり、1〜3個の鱗片状の葉がつく。花序は長さ5〜15cmで白い毛があり、小さな花をらせん状につける。らせんは左巻き、右巻き、また途中で巻き方の変わるものもある。苞は長さ4〜8mmの狭卵形で子房に密着する。花は淡紅色、ときに白色で長さ4〜6mm。背萼片と側萼片はかぶと状に重なり、即萼片は水平にはりだす。唇弁は色が淡く、ふちに細かな歯牙があり、内側に短毛状の突起が密生している。花期は5〜8月。（野に咲く花）
学名は、Spiranthes sinensis var. amoena
ラン科ネジバナ属
秋咲の品種をアキネジバナ（Spiranthes sinensis var. amoena f. autumnus）という。

▼2020年6月29日　殿

▼2013年6月27日　袖師

▼2007年7月15日　浜乃木	▼紅色の側萼片は水平に張り出す。

▼2004年6月26日　乃白

▼2005年8月28日　東忌部	▼2005年7月10日　乃白

▼2014年10月28日　果実　東忌部		▼果実は長さ約6mm。

▼種子は翼を含んで長さ約0.4mm。	▼種子の両端に翼がある。


▼2006年10月28日　果実　佐草

▼2013年7月31日　未熟な種子　玉湯	▼種子は翼を含めて長さ0.25〜0.3mm。

▼2010年7月6日　若い株　玉湯

▼2010年7月4日　幼株　玉湯		▼2010年6月23日　幼株　玉湯

▼2013年3月28日　根生葉　玉湯