落葉高木 本州〜沖縄の川岸や原野に多い。高さ10mほどになる。樹皮は灰褐色で褐色の皮目が多い。枝は暗色で無毛。ジグザグに屈曲する。葉は互生。長さ20〜30cmの2回偶数羽状複葉で、7〜12対の羽片がほぼ対生する。羽片には小葉が15〜30対対生する。小葉は長さ1〜1.7cm、幅4〜6mm。夜になると葉は垂れ下がり、小葉が閉じて眠っているように見える(就眠運動という)。枝先に淡紅色の花が10〜20個頭状に集まって咲く。花弁はなかほどまで合着し、長さ約8mmの漏斗状。雄しべは多数あり、長さ3〜4cm、花の外に長くつきでてよく目立つ。果実は豆果。長さ10〜15cm、幅1.5〜2cm。10〜12月に褐色に熟し、下側の線に沿って裂開し、種子を10〜18個だす。種子は長さ5〜9mmの楕円形。花期は6〜7月。 冬芽は葉痕の下に隠れて見えない。葉痕は三角形〜半円形で、維管束痕は3個。葉痕のすぐ上は副芽。(樹に咲く花) 学名は、Albizia julibrissin マメ科ネムノキ属 |
▼2015年7月2日 鹿島 | ▼花序の中央に頂生花がある。 | ▼頂生花は雄しべが上部まで合着している。 |
▼この花だけに蜜があるという。 | ||
▼2015年6月24日 大海崎 | ▼12個の花が見える。 | |
▼花弁は5個ある。 | ▼雄しべ・萼を含めて長さ約3.5cm。 | ▼花を割ると雄しべの中に雌しべがある。 |
▼花弁は中程まで合着する。 | ▼花弁には毛がある。 | |
▼萼筒は長さ約4mm。 | ▼萼を割ると花弁は長さ約11mm。 | |
▼2007年6月23日 鹿島 | ▼葉は大型の2回偶数羽状複葉 | |
▼小葉の中央脈は著しく片側に偏っている。 | ▼枝は無毛で皮目がある。 | |
▼2003年6月15日 蕾 東出雲 | ▼展開していく葉 | |
▼2003年6月29日 斐川 | ▼小葉の中央脈は著しく片側に偏っている。 | |
▼2004年8月10日 果実 東忌部 | ▼2007年12月23日 果実 東持田 | |
▼2011年2月26日 果実 玉湯 | ▼果実は長さ約9cm。 | |
▼長さは7〜8mm。 | ▼冬芽は葉痕の中にある。 | ▼枝がジグザグになる。 |
▼2010年5月22日 若葉 玉湯 | ||
▼2010年1月30日 冬芽は葉痕の中に隠れている。見えているのは副芽。 玉湯 | ||
▼2006年3月11日 冬芽は葉痕の中に隠れている。見えているのは副芽。 東忌部 | ||
▼2009年3月1日 冬芽と葉痕 八雲 | ||
▼倒木 | ||
▼2008年3月15日 冬芽と葉痕 本庄 | ||
▼2014年4月19日 東出雲 | ▼枝がジグザクする。 | ▼皮目の多い樹皮。 |
▼2011年8月14日 芽生え 玉湯 | ||
▼2006年6月3日 東忌部 | ||