多年草 地中海沿岸原産。古い時代に中国を経て日本に入ってきたといわれる。関東以西〜九州の海岸に野生化している。地中に黒い外皮に包まれた卵球形の鱗茎がある。葉は晩秋にのびだし、粉白を帯びた緑色で長さ20〜40cm、幅0.8〜1.6cm。葉の中心から高さ20〜40cmの花茎をのばし、芳香のある花を5〜7個横向きに開く。花被片はわずかにクリーム色を帯びた白色で、平開する。のどの部分にある副花冠は黄色で杯形。雄しべは花筒の上部に3個、下部に3個つき、花糸はごく短い。果実はできない。花期は12〜4月。(野に咲く花) 学名は、Narcissus tazetta var. chinensis ヒガンバナ科スイセン属 単にスイセンと呼ぶとスイセン属の花が全て含まれる場合がある。 |
▼2004年11月20日 美保関 | ||
▼2003年2月23日 植栽 松江市 |