1〜越年草 ヨーロッパ原産。江戸時代に長崎で栽培されていたものが野生化したといわれ、本州や九州の道端などにみられる。茎は二又に数回分枝し、高さ10〜30cmになる。葉は対生し、長さ2〜4cmの長倒卵形〜長楕円形で、やわらかく、ふちには細かな毛が生えている。枝先に直径約2mmの淡青色の小さな花をびっしりつけ、長楕円形の苞葉が目立つ。花は漏斗状で先端は5裂する。雄しべは3個。花の下部には大きなまるい子房がある。果実は長さ約2mmでやや扁平。 花期は5〜6月。(野に咲く花) 学名は、Valerianella locusta スイカズラ科ノヂシャ属 |
▼2013年4月22日 鹿島 | ▼花と若い果実。 | |
▼雌しべ1個、雄しべ3個。 | ||
▼花は直径約2mm。花柄の基部に苞葉がつく。 | ▼柱頭は3裂するとあるが?。 | ▼若い果実、長さ約2mm。 |
▼果実の上部。 | ▼果皮を除くと、未熟な種子が1個ある。 | ▼種子は長さ約2mm。 |
2011年4月29日 西嫁島 | ||
2006年4月28日 宍道 | 葉の縁に毛がある。 | |
茎には4稜があり、毛がある。 | 鋸歯のある葉がみえる。 | 茎はふたまたに数回分かれる。 |
2004年4月21日 西嫁島 | ||
2007年4月28日 袖師 | ||
2005年5月4日 鹿島古浦 | ||
2013年5月9日 果実 鹿島 | 苞葉に挟まれて果実がある。 | |
果実はほぼ円形。 | 果実は長さ約2mm。 | |
果実の横断面、2室は結実しない。 | ||
果実は2分し、右側に種子がある。 | 種子(中央)をはずしたところ。 | 種子(中央)は1個入る。 |
結実しない2室は中空。 | 種子のあった側の果皮の断面、厚みがある。 | 種子は長さ約2mm。 |
種子の背面。 | 種子の腹面。 | 種子の表面に細かな粒状突起が密生する。 |
2012年5月16日 果実 西川津 | ||
果実は長さ約3mm。 | ||
2008年5月6日 果実 鹿島 | ||
2014年3月17日 ロゼット葉 乃木福富 | ||
2007年3月8日 ロゼット葉 宍道 | ||