多年草 北海道〜九州の山野の道ばたにふつうに見られる。叢生して株をつくり、走出枝を出さない。花茎は細く直立し、高さ12〜25cm。茎葉は2〜3個、根出葉は線形で幅2〜5mm、縁には長白毛があり、先は硬く鈍端。花は茎頂にやや散形状の花序を作って細い花柄の先に単生する。花被片は披針形、鋭尖頭、長さ約3mm、通常淡褐色〜赤褐色を帯びる。雄しべは6、葯は花糸とほぼ同長またはやや長い。果実は淡黄褐色で花被片より少し長く3.5mm内外。種子は広楕円形、赤褐色で長さ約1.6mm、湾曲し種子とほぼ同長の種枕がある。花期は4〜6月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Luzula plumosa イグサ科スズメノヤリ属 似たものにスズメノヤリ、ヤマスズメノヒエ、ヌカボシソウがある。 スズメノヤリ ・・・・ 花が頭状につく。 ヤマスズメノヒエ ・・・・ 枝の先に数個の花がつく ヌカボシソウ ・・・・・ 枝の先に1個の花がつく。 |
▼2014年4月10日 西川津 | ▼花被片は6個、鋭く尖る。 | ▼花柄の先に1個ずつ花がつく。 |
▼花は直径約6mm。 | ||
▼葯は花糸より長い。 | ▼小苞は卵形、長さ約1mm。 | ▼花被片は長さ約2.5mm。 |
▼若い果実。 | ▼若い果実はまだ花被の中にある。 | ▼熟してくると花被より長くなる。 |
▼果実は長さ約3mm。 | ▼3個の種子が入り、上部に種枕がつく。 | ▼種子は長さ1〜1.5mm。 |
▼種子の上部に種枕がつく。 | ▼葉の縁にまばらに長毛がある。 | |
▼2014年4月7日 八雲 | ||
▼分岐した花柄に1個ずつ花がつく。 | ▼花被片は6個、鋭く尖る。 | |
▼花は直径約5mm、花被片は6個。 | ▼小苞は花被片の1/2長。 | |
▼小苞は卵形。 | ▼花被片は長さ約3mm。 | ▼雌しべと雄しべ。 |
▼子房と雄しべ、葯は花糸より長い。 | ▼若い果実を包んだ花被片は長さ約3mm。 | ▼若い果実は長さ約1.5mm。 |
▼果実に3稜がある。 | ▼果実に3個の未熟な種子があった。 | ▼未熟な種子の上部に種枕がつく。 |
▼未熟な種子は長さ約0.6mm。 | ▼葉の縁に毛がある。 | |
▼2015年5月2日 果実 西川津 | ||
▼花被を除いた果実、長さ約2.5mm。 | ▼若い種子、上方に種枕がつく。 | ▼種子は3個入る。 |
▼成熟した種子、長さ約1.4mm。 | ▼上方に種枕がついている。 | |
▼2014年4月19日 果実 東出雲 | ▼果実は3稜形。 | |
▼果実は花被より少し長い。 | ||
▼果実は長さ2.5mm、3個の種子が入る。 | ▼中に上側に種枕をつけた種子がある。 | ▼若い種子が3個入り、長さ約1.5mm。 |
▼若い種子の背面、上部に種枕がつく。 | ▼若い種子の腹面、凹んでいる。 | |
▼2015年6月4日 種子の落ちた果実殻。 西川津 | ||
▼2012年6月11日 種子の落ちたあと。 八雲 | ||
▼2011年4月13日 蕾 八雲 | ▼花柄に花が1個つく。 | |
▼2009年3月1日 蕾 八雲 | ||