オオイタビ(大崖石榴)

常緑つる性木本
千葉県以西〜沖縄の林縁に生える。枝から気根をだしてほかの木の幹や岩にはりつく。本年枝は褐色で短い伏毛が密生する。枝や葉を折ると白い乳液がでる。葉は互生。長さ4〜10cm、幅3〜5cmの楕円形または広楕円形。先端は鈍く、基部は円形。全縁で、質は厚い。側脈は4対あり、主脈から30〜40度の角度で分岐する。裏面は灰白色で、葉脈がきれいに浮きでる。葉柄は長さ1〜2.5cm。はじめ短い伏毛が密生するが、のちにやや無毛になる。雌雄別株。葉腋に花嚢が1こずつつく。花嚢は球形または倒卵形で、雄と雌の花嚢は同形。柄は長さ5〜10mm、褐色の伏毛が密生する。果嚢は長さ3.5〜5cmの倒卵形。10〜11月に紫色に熟す。花期は5〜7月。(樹に咲く花)
学名は、Ficus pumila
クワ科イチジク属
オオイタビの葉には2型あり、成木の葉に比べて、岩に張り付いた幼木の葉は著しく小さく、側脈の角度は大きい。
幼木の葉によく似たヒメイタビの葉の裏面脈上や葉柄には開出毛がある。



▼2015年4月22日 若い雄花嚢 島根▼花嚢は長さ約1.7cm。

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

▼花嚢の縦断面。

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ




▼2013年1月20日 雄花嚢 島根▼花嚢は長さ約8cm。

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

▼花嚢は直径約5cm。

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

▼雄花。▼(変色してしまった。)

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

▼雌花の虫えい花。

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

▼側脈の角度が小さい。

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

▼2011年7月23日 雄花嚢 島根▼入口(先端)に雄花があり、中に虫えい花がある。

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ雄花嚢

オオイタビ

▼2011年7月3日 花嚢 島根

オオイタビ花嚢

オオイタビ花嚢

オオイタビ花嚢

オオイタビ

オオイタビ葉

オオイタビ葉裏面

オオイタビ樹皮

オオイタビ

オオイタビ

▼2010年10月11日 立ち上がった枝の葉は大きい。 葉身8cm。 島根

オオイタビ葉

オオイタビ葉

オオイタビ葉裏面

オオイタビ葉裏面

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

▼2010年7月21日 立ち上がった枝の葉は大きい。 島根▼成木の葉の側脈は角度が小さい。

オオイタビ葉

オオイタビ葉

オオイタビ葉裏面

▼右下に小さな葉が見える。

オオイタビ葉裏面

オオイタビ

オオイタビ

▼2007年3月10日 幼木の葉 島根▼幼木の葉の側脈の角度は大きい。▼脈上、葉柄に開出毛が見られない。

オオイタビ幼木葉

オオイタビ幼木葉裏面

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

オオイタビ

▼2006年8月19日 幼木 島根

オオイタビ幼木葉

オオイタビ幼木葉裏面

オオイタビ

オオイタビ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑