多年草 南米原産で、本州〜沖縄で野性化。湖沼やため池、河川、水路などに生育する常緑沈水植物。茎は盛んに分枝し、長さは1mを超えることもある。葉は茎に密につき3〜5(〜8)輪生(4輪生が多い)、広線形で長さ1.5〜4cm、幅2〜4.5mm、葉縁には細鋸歯がある。日本で野生化しているのは雄株のみ。葉腋の苞鞘には2〜4個の雄花の蕾があり、1日1花ずつ水面上に出て開花する。花柄は長さ3〜8cm、花弁は白色で3枚、長さ5〜10mm、幅3〜8mmで表面(内側)にひだがある。雄しべは9本。外部形態は変異に富み、ときにクロモとまぎらわしいことがあるが、輪生葉の数、白い花弁のある花、常緑の生態などで識別できる。日本では切れ藻による栄養繁殖で分布を広げている。花期は5〜10月。(日本の水草) 学名は、Egeria densa トチカガミ科オオカナダモ属 |
▼2012年7月24日 八雲 | ||
▼2010年10月13日 浜乃木 | ||
▼2009年7月12日 玉湯 | ||
▼2012年10月16日 西嫁島 | ||
▼葉が8輪生している。 | ▼葉は長さ約1cm。 | ▼葉の縁に鋸歯がある。 |
▼2005年9月10日 八雲 | ▼2004年8月21日 西忌部 | |