落葉低木 本州〜九州の岩礫地など日当たりのよいところに生える。高さ1mほど、株立ちになる。樹皮は暗褐色。縦に裂けてはがれる。葉は互生。葉身は長さ3〜8cm、幅2〜4cmの狭卵形〜卵形または広卵形。先端はとがり、基部は円形〜くさび形、ふちには不ぞろいな重鋸歯がある。裏面は淡緑色または粉白色、有毛または無毛と変異が多い。枝先に半球形の複散房花序をだし、直径3〜6mmの小さな花を多数つける。花弁は広卵形〜円形で、濃紅色、紅色、淡紅色、まれに白色と変異が多い。雄しべは25〜30個。花弁より長い。雌しべは5個。萼の内面には縮れた短い軟毛がある。果実は袋果。長さ2〜3mmの卵形で、5個集まってつく。表面は光沢があり、頂部に花柱が残る。9〜10月に熟すと裂開する。花期は5〜8月。 冬芽は長さ1〜2mmの紡錘形または長卵形。芽鱗は紅紫色を帯び、ふちには白色の微毛ある。葉痕は隆起する。(樹に咲く花) 学名は、Spiraea japonica バラ科シモツケ属 |
林内に生えているが、自生かどうか不明。 | ||
▼2013年6月23日 大東 | ||
▼花は直径約5mm。 | ||
▼若い果実。 | ▼雌しべが5個ある。 | |
▼葉身は長さ約7cm。 | ▼表面に毛があり、ふちに重鋸歯がある。 | |
▼裏面は緑白色。 | ▼脈上に毛が多い。 | ▼幹に毛がある。 |
▼2018年5月21日 大東 | ||
▼2004年6月27日 植栽 斐川公園 | ||