多年草 関東・北陸以西〜九州の山林の中に生える。地下茎は短い。葉は根生し、倒披針形または長楕円形、鈍頭、基部は葉柄となり、ふちは細波状、長さ8〜14cm、両面無毛。花茎は高さ25〜65cm、無毛、線形の葉がつく。花は多数、穂状花序につき、両性花と雄花とがある。花被片は6、長さ不等、上部のものはへら状線形、長さ7〜9mm、下部のものは雄ずいより少し長いかまたは短い。雄ずい6、長さ1mm内外、花糸は平たく、葯室は2、離生。雌ずいは子房上位、花柱は3、少し反り返り、内面に柱頭がある。さく果は長楕円形、長さ3〜4mm、種子は狭長楕円形、長さ2.5〜3mm。花期は5〜6月。(山に咲く花) 学名は、Chionogrphis japonica シュロソウ科シライトソウ属 「花被片6個、下方では退化して小さくなり、ときに消失する。」(里山・山地の身近な山野草) 短い花被片の参考画像 |
▼2017年5月29日 秋鹿 | ▼花弁4個と雄しべ、雌しべがある。 | |
▼6個の雄しべと3裂した花柱がある。 | ▼花の裏面、小さな花被片は見当たらない。 | |
▼雄しべの基部に小さな突起がある。 | ▼この突起が花被片の名残りなのか?。 | |
▼2015年5月31日 八雲 | ||
▼短い2個の花被片が確認できていない。 | ▼雌しべと6個の雄しべ。 | ▼3裂した花柱と子房。 |
▼2015年6月7日 短い2個の花被片 西長江 | ▼雄しべの基部に長さ約0.1mmのごく小さな突起片があり、これが短い2個の花被片なのだろうか。 | |
▼2008年6月1日 八雲 | ||
▼葉の基部は細くなり葉柄となる。 | ||
▼2005年5月28日 八雲 | ||
▼2021年5月8日 上東川津 | ||
▼2004年4月18日 蕾 鹿島 | ||
▼2005年4月30日 蕾 八雲 | ||
▼2005年5月4日 蕾 鹿島 | ||
▼2015年4月26日 蕾 八雲 | ||
▼2017年10月4日 果実 西生馬 | ||
▼果実は長さ約4mm。 | ||
▼果実の頂部、3つの膨らみがある。 | ▼1つの膨らみに2個の種子が入る。 | ▼果実の横断面、1室に2個ずつ入る。 |
▼種子が未成熟で少ないものもある。 | ▼6個の種子。 | |
▼種子は長さ3〜3.5mm。 | ||
▼2015年9月26日 果実 鹿島 | ▼果実は長さ約3.7mm。 | ▼果実は3個の膨らみがある。 |
▼1個の膨らみに2個の種子が入る。 | ▼種子は6個、長さ約3.5mm。 | |
▼種子の片側に翼がある。 | ||
▼2015年9月19日 果実 八雲 | ||
▼果実は長さ約3.5mm。 | ▼果実には3稜がある。 | |
▼種子が5個入っていた。 | ▼種子は長さ約3.2mm、片側に翼がある。 | ▼種子の翼。 |
▼2011年10月29日 果実 宍道 | ||
▼2007年9月2日 果実 鹿島 | ▼花茎に小さな葉がつく。 | |
▼2015年6月24日 若い果実 大海崎 | ||
▼2008年3月8日 八雲 | ||
▼2006年5月21日 八雲 | ▼2007年5月5日 東長江 | ▼2006年6月18日 鹿島 |