多年草 本州〜九州の日当たりのよい荒地や道ばたなどに多い。高さ1〜2m。全体に粉白を帯びる。茎は中空で、切ると有毒の黄色の乳液をだす。葉は長さ10〜30cmで、菊の葉のように裂け、裏面にはふつう縮毛が密生する。茎の先に大きな円錐花序をつくり、白い花を多数つける。花には花弁はなく、萼片も開花と同時に落ちる。雄しべは多数あり、葯は線形で花糸は糸状。さく果は長さ約2.5cm。花期は7〜8月。(野に咲く花) 学名は、Macleaya cordata ケシ科タケニグサ属 |
▼2016年6月27日 上大野 | ▼花には花弁はなく多数の雄しべと雌しべ1個がある。萼は開花時に落ちる。 | |
▼葉の裏面は白い。 | ||
▼葉の裏面は縮毛が密生する。 | ||
▼2014年7月12日 蕾 西尾 | ▼花には花弁はなく多数の雄しべと雌しべ1個がある。萼は開花時に落ちる。 | |
▼蕾は白い2枚の萼に包まれている。 | ▼蕾の萼は長さ約1cm。 | ▼長さ約1.1cm。 |
▼萼を開くと多数の雄しべと1個の雌しべがある。 | ||
▼雌しべの柱頭は2裂する。 | ||
▼受粉したばかりの子房(果実)。 | ▼大きくなってきた若い果実。 | |
▼若い果実は長さ約2cm。 | ||
▼葉身は長さ約21cm。 | ▼表面は無毛。 | |
▼裏面は白い毛が密生する。 | ▼茎は無毛。 | |
▼高さは2m以上。 | ||
▼2014年10月1日 果実 西尾 | ▼果実は扁平で、長さ約2.5cm。 | ▼種子は通常6個入る。 |
▼種子は長さ約2mm。 | ▼表面に網目模様があり、種枕がつく。 | |
▼2014年8月23日 果実 西尾 | ▼果実は長さ約2cm。 | |
▼果実に比して、種子は小さく少ない。 | ▼種子が5個入っていたもの。 | ▼長さ約2mm。1個は未熟。 |
▼種子には種枕(エライオソーム)がつく。 | ▼表面には楕円形の凹凸がある。 | |