多年草。 北海道〜九州の山野にごくふつうに見られる。茎は0.4〜1mになり、ほとんど分枝しない。切ると乳液がでる。根生葉は長柄があり、円心形で花時には枯れてなくなる。茎葉は3〜4個が輪生、まれに対生または互生し、長さ4〜8cmの卵状楕円形で鋸歯があり、柄はごく短い。茎頂に円錐形の花序をだし、1個〜数個の花が輪生してやや下向きにつく。鐘形の花冠は淡紫色または白色で、長さ1.5〜2cm、で先は5裂してやや広がる。花柱は花冠よりやや突き出し、先が浅く3裂する。萼裂片は線形で長さ3〜5mm、ふちに1〜4個の小さな鋸歯がある。花期は8〜10月。(山に咲く花) 学名は、Adenophora triphylla var. japonica キキョウ科ツリガネニンジン属 |
▼2013年8月17日 八雲 | ▼花柱が長いタイプ。 | |
▼花冠は長さ約1.3cm。 | ||
▼長い花柱と5個の雄しべがある。 | ▼雄しべの基部に毛がある。 | ▼4枚の輪生する葉。 |
▼5枚の輪生する葉。 | ▼上部の3枚の輪生する葉。 | ▼上部の単生する葉。 |
▼一度刈られると丸い根生葉をだす。 | ||
▼2011年8月16日 東出雲 | ▼花柱が長いタイプ。 | |
▼2010年9月21日 大東 | ||
▼萼に鋸歯がある。 | ||
▼2009年9月21日 白花 宍道 | ||
▼2005年9月18日 雌しべの長いもの。萼に小さな鋸歯が見える。 | ||
▼雌しべの短い普通のものに見えるが、萼に鋸歯がほとんど見えない。 | ▼根生葉(刈り取られた後に出てきたもの。) | |
▼2013年11月16日 果実 朝酌 | ▼基部の果皮が捲れて孔ができ種子が出る。 | |
▼果実は長い果柄がある。 | ▼果実は長さ約8mm。 | ▼果実の基部の果皮が捲れて孔ができる。 |
▼種子は長さ約1.5mm。 | ▼種子の片側に狭い翼がある。 | ▼種子の反対側。 |
▼種子の片側(上側)に狭い翼がある。 | ▼若い果実。 | |
▼2011年11月9日 果実 東忌部 | ▼果実の基部が裂け種子が出る。 | ▼種子は長さ1.5mm。 |
▼若い果実 | ||
▼2004年8月25日 果実 佐草 | ▼2004年10月11日 果実 佐草 | |
▼2006年11月25日 佐草 | ▼刈りとられた後の根生葉 | |
▼2007年2月12日 佐草 | ||
▼2011年5月4日 風土記の丘 | ▼葉が輪生状についている。 | |