多年草 北海道〜九州の山野の草地や道ばたにはえる。高さ10〜30cm。葉は対生し、長さ2〜5cmの長楕円状披針形。茎の先に長さ3〜8cmの花穂をつくり、紫色の唇形花を密につける。毛の多いゆがんだ心形の苞の基部に花がつく。花冠は上唇が平らなかぶと状で、下唇は3裂し、中央裂片のふちが細かく裂けている。萼は上下2唇に分かれ、花のあと口を閉じ、そのなかで果実が成熟する。花が終わると茎の基部から匐枝をだす。花期は6〜8月。(野に咲く花) 学名は、Prunella vulgaris subsp. asiatica var. lilacina シソ科ウツボグサ属 白花を品種としてシロバナウツボグサという。 |
▼2015年6月10日 宍道 | ▼花穂の周りに花をつける。 | ▼上唇はかぶと状、下唇は3裂する。 |
▼下唇中央裂片の縁は細かく裂ける。 | ▼花穂は長さ約6cm。 | ▼1個の苞に3個の花がつく。 |
▼苞は長さ約1cm、幅1.2cm。 | ▼花は長さ約1.8cm。 | |
▼2012年6月18日 佐草 | ||
▼落下する花 | ▼真上からの様子 | ▼花穂は長さ約6cmある。 |
▼1つの苞に3個の花(萼)がつく。 | ▼苞の内面。 | ▼苞の背面。 |
▼萼と内部の4分果 | ▼分果 | |
▼下は上部の葉で細く、柄が短い。 | ||
▼裏面は毛が多い。 | ▼茎は四角形で、稜に毛が多い。 | |
▼2005年5月21日 宍道 | ||
▼根生葉 | ||
▼2003年6月15日 佐草 | ||
▼2003年6月22日(白花シロバナウツボグサ) 忌部高原 | ||
▼2015年7月11日 果実 東出雲 | ||
▼果穂は長さ約3.5cm。 | ▼4分果を含む萼は長さ約9mm。 | ▼分果は長さ1.7〜1.9mm。 |
▼2013年1月31日 果実 東忌部 | ||
▼苞と萼。 | ▼萼の中に4分果が入っている。 | ▼分果は長さ1.5〜1.8mm。 |
▼反対側。 | ||
▼2012年7月8日 果実 宍道 | ▼萼を破くと、4分果がある。 | |
▼2019年6月3日 蕾 東出雲 | ||
▼2019年5月25日 蕾 東出雲 | ||
▼2006年7月9日 花後 東忌部 | ▼2009年8月22日 大東 | |