多年草 北海道〜九州の山野に生え、茎は高さ1〜1.2m。葉は対生し、長さ10〜15cmの卵状長楕円形〜卵形で、先は尾状にとがる。あらく鋭い鋸歯があり、上部ではしばしば重鋸歯になる。裏面には短毛が密生する。葉のわきから穂状花序を出し、茎の上部に雌花序、中部に雄花序をつけるが、雄花序をつけないものが多い。花には花弁がない。雌花は筒型の萼に包まれ、1本の花柱がある。雄花には雄しべ4本がある。花期は8〜10月。 学名は、Boehmeria longispica イラクサ科ヤブマオ属 似たものにメヤブマオがある。また海岸に、よく似たニオウヤブマオがあり、葉裏にビロード状の毛が密生し、はっきりとした雄花がついている。 |
▼2011年9月28日 花序はなかった。 西川津 | ||
▼2011年9月18日 まだ小さな個体 佐草 | ▼鋸歯は18個。 | |
▼他の株の葉 | ||
▼2006年8月14日 佐草 | ||
▼2004年7月19日 東出雲須田 | ||
▼2003年9月15日 佐草 | ||
▼2008年7月5日 鹿島片句 | ▼鋸歯が重鋸歯になる。 | |
▼葉表の毛。 | ▼葉裏の全面にビロード状の毛がある。 | |
▼2005年8月30日 鹿島 | ||
▼2005年7月18日 鹿島 | ||