ヤブラン(藪蘭)

多年草
本州〜九州の山地の木陰に生える。根の一部に膨らみがあるが、匐枝は出さない。葉は根生し、線形で幅0.8〜1.2cm、長さ30〜50cm、鈍頭の深緑色で光沢がある。縁に小さな鋸歯がある。花茎は高さ30〜50cm、8〜12cmの花序に多数の小さな花を総状に多数つける。花は1節に数個ずつ束生し、花被片は6枚、長さ約4mm、淡紫色の楕円形。果皮は薄くて脱落し、種子は露出した状態で成熟し、直径6〜7mm、紫黒色に熟す。花期は8〜10月。
似た仲間にコヤブラン、ヒメヤブランがある。
学名は、Liriope platyphylla
キジカクシ科ヤブラン属



▼2004年7月24日 東持田▼2003年8月3日 城山公園

ヤブラン

ヤブラン

▼2003年9月7日 田和山

ヤブラン

ヤブラン

▼2004年8月28日 佐草

ヤブラン

ヤブラン



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑