2022-3-24 松江の神社を訪ねる その64

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2022年3月24日(水) 松江の神社を訪ねる その64 御岳山・福原

 「ふるさと持田の彩」を見ると、西持田町の御岳山の山頂に、「幻の宮跡」があり、また福原町の長慶寺裏の天神山に天満宮跡があるというので、訪ねてみることにしました。
 長慶寺で尋ねても、「天満宮」のことはわかりませんでしたが、「澄水寺観音堂裏の小高いところを、『てんじんさん』と言って、ゴミなどを捨てると罰が当たるよと言っていた。」とのことでした。

   松江の神社

神社跡

天満宮跡

西持田町
御岳山の神社跡
福原町
天満宮跡


御岳山の神社跡

 「ふるさと持田の彩」を見ると、西持田町の御岳山の山頂に「幻の宮跡」があるとのことなので、登ってみました。
 納蔵西の集落の先の道路脇に倉庫があり、その脇から鉄塔巡視路が上がっています。巡視路を峠まで上がり、左の急斜面が御岳山への登山道になります。滑り落ちそうな急斜面をひたすら上がり、一度鞍部へ下るところもありますが、すぐにまた急斜面を上がって行くと、緩斜面になり、頂上へつきます。休みながら登ると、約1時間かかりました。

 頂上付近には、神社跡の痕跡などが見られないので、少し南寄りの場所を探すと、小さな池のような水たまりがあり、その縁に大きな平たい石がありました。石の上には2体の頭部がなくなった小さな狐像が置かれていました。多分、近くにあったものを、ここへ集めたものと思われます。この石が、「持田の彩り」にある、「社が建っていた一枚石」と思われます。
 また近くを探すと、手水鉢や壊れた石灯籠などがありました。狐像、手水鉢、石灯籠の並びからは、参道は日吉側から登っていたように思われます。「ふるさと持田の彩」には、この手水鉢と石灯籠が写真が載っています。

 「幻の宮跡 標高295メートルの御嶽(みだけ)山の山頂に、明治初年まで社があった。社が建っていた一枚石、灯籠、御手洗石や、さわりの池跡も残っている。かっては婦人の参詣者が多かったと伝えられる。・・・(注:御嶽山は、納蔵、日吉、上講武界、社跡は日吉側にある。)(ふるさと持田の彩)

   松江の神社

東持田町
農道付近から見た御岳山
西持田町納蔵
倉庫脇から鉄塔巡視路を入る。


植林脇を上がる。

峠に到着

左の急斜面を登る。


急斜面の尾根をひたすら登る。




一度暗部に下がり、すぐ登る。




頂上に到着


道の真ん中に三角点がある。

頂上の様子

池?がある。


池の淵に大きな岩がある。

岩の上に狐像が置かれている。


手水鉢

壊れた石灯籠



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