落葉小低木 中国原産。新たに道路整備した場所の緑化目的で中国などから導入された。コマツナギより大きく、高さ40〜250cmに達し、幹の直径は3〜4cmにもなる。葉は奇数羽状複葉で、小葉は7〜13枚、長楕円形で、長さ0.8〜1.5cmになり、コマツナギとはほとんど変わらない。葉腋に長さ4〜10cmの総状花序をだし、淡紅紫色で、長さ4〜5mmの蝶形花をつける。果実は円柱状、長さ25〜30mmで、花梗は細く下垂する。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Indigofera bungeana マメ科コマツナギ属 一方、低木から小高木状で高さ4mに達するものがあり、中国原産の種子から育ったもので、近年に道路法面など日本各地に多く見られ、キダチコマツナギやトウコマツナギの名もある。この植物はコマツナギに酷似し、2010年の英文中国植物誌では両者は同一種として表記の学名(Indigofera bungeana)を用いている。(日本の野生植物) 日本帰化植物写真図鑑では、本種にキダチコマツナギ(Indigofera sp.)の和名を採用し、「本種をトウコマツナギに当てたり、コマツナギと同種にする見解などがあり、種の扱いについては再検討を要する。」とある。 似たものに高さ50〜90cmで在来種のコマツナギがある。 |
▼2014年7月20日 宍道 | ▼雄しべと雌しべは竜骨弁の中にある。 | ▼花の下側から。 |
▼雌・雄しべが出ると竜骨弁・翼弁は落ちる。 | ▼咲き進むと花序は10cm以上になる。 | ▼花は長さ約5mm。 |
▼葉は長さ約9cm。 | ||
▼小葉は長さ約2.4cm、短毛が密生する。 | ▼裏面に短毛が密生する。 | |
▼2010年6月12日 佐草 | ||
▼高さが2m以上になる。 | ||
▼2009年9月5日 玉湯 | ▼去年の果実 | |
▼幹5cm以上 | ▼高さ2m以上 | |
▼2012年3月14日 果実 東忌部 | ||
▼種子の長さは2.5mm程度。 | ||
▼2013年3月4日 果実 玉湯 | ▼果実は長さ約2.8cm。 | |
▼種子は直径約2mm。 | ||
▼2010年11月17日 果実 東長江 | ||
▼2006年10月28日 若い果実 佐草 | ▼2007年2月12日 果実 佐草 | |
▼2013年3月11日 芽吹き 玉湯 | ||
▼2011年4月23日 芽吹き 玉湯 | ||
▼2007年2月12日 冬芽 佐草 | ||