2022-5-21 松江の神社を訪ねる その77

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2022年5月21日(土) 松江の神社を訪ねる その77
 東出雲町 八坂神社跡、八雲町 五合瀧神社跡、北代若八幡社跡

 道端にユウゲショウやクロタネソウがあり、山ではハナミョウガを写しました。また畑でジャガイモが花をつけていました。

東出雲町
ユウゲショウ
大草町
ジャガイモ
八雲町
ハナミョウガ

玉湯町
クロタネソウ



東出雲町今宮 八坂神社跡

 神社明細帳に、出雲郷字下ノ後にあった八坂神社が明治5年に春日神社に合祀され、その後復旧するが、明治44年に阿太加夜神社に合祀されたとあり、字名を調べると東出雲町今宮に「下ノ後」という字名が見つかりました。意宇川沿いの集落を訪ねると、「自分の家の門名が『下ノ後』の西隣の『寺後』というので、観音堂のあるあたりにあったのではないか。神社があったという話は聞いたことがない。」とのことでした。
 観音堂の位置は、「寺後」の南になり、「下ノ後」は字分布図によると「寺後」の東に位置するようなので、少し位置が違うようです。ただ、この付近にあったことは間違いないと思われます。

   松江の神社

東出雲町今宮

観音堂

八雲町熊野若松谷 五合瀧神社跡 

 八雲村史の近世の神社の項に、「宝暦十四年(1764)当時の熊野の神社 五合瀧ごごうだき神社 (若松谷) 比婆山麓に有りかもちの瀧ともかつらの瀧とも云 川上に五合瀧在故熊野川之流を五合川と申 瀧坪之右岩窟に御座候得共大破仕唯今は社跡斗御座候 立彦霊神(髪髧瀧五合やつてのたきごんが大明神『天文方御用手鑑』)」とあるので、天狗山登山道入り口にある「かもじが滝」を訪れました。
 今までは駐車場から橋を渡って滝へ下りていましたが、橋が老朽化し、通行止めとなっているので、手前の道路脇から川へ下りるようになっています。滝壺の右の岩窟とありますが、滝に向かって右には岩窟状の岩は見当たらず、滝壺から見て右ということのようで、滝に向かって左側に、大きな岩の下に窪みがあります。ここに平らな石があるので、この窪みに小さな神社があったのではないでしょうか。
 滝壺に向かって右側の岩の間に通路があり、たどると滝の裏側に入ることができます。

   松江の神社

八雲町熊野若松谷
道路脇から川へ降りる。

滝の左に、大きな岩がある。 大きな岩の下部に岩穴がある。

この岩穴にあったのではないか。 滝の右側の岩の間に通路がある。 滝の裏側に入る。

滝の裏側

八雲町熊野市場 北代若八幡社跡

 八雲村誌の近世の神社の項に、「宝暦十四年(1764)当時の熊野の神社 北代きただい若八幡社 (市場 北臺) 八幡三座」とあるので、市場の集落を訪ねました。
 集落の家で尋ねると、「北台は国道のところで、公園の西の山を5〜6m入った所に石垣があり、そこに八幡さんがあったと思う。公園の水飲み場、東屋付近から上った所だった。」とのことでした。公園を訪れ、山へ入る道がないか探しましたが、細い竹が密生し、容易に入れるような状況ではなく、時間もないので、今回は諦めました。

   松江の神社

八雲町熊野市場
農村公園
山際に細い竹が密生している。


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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